ごはんにのせたい

世界一かわいい自担をごはんにのせたい系おたく

ギャルモドキだったジャニオタの話。

こんにちは、ごはんです。

 

ジャニオタと言えば、一目でわかるファンションが特徴だと思う。ふりふり、ぶりぶり、やたらカラフル、お水の姉ちゃん風……。

 

わたしはあいにく、いたって普通のアラサーかつ、顔面偏差値はどんなに頑張っても下の上くらいかつ、基本的に長いものにはどんどん巻かれてなるべく金をかけずに流行に乗るタイプの面白味のない女なので、コンサートに行く日も普段も、良くも悪くもどこにでもいそうな人間になる。

 

でもこれが意外と重要で、昔はコンサート行くぜ!!と気合を入れて、メンカラのワンピなんてものを仕込んで、うちわの柄が丸見えのバッグで歩き回っていた時代もあった。

 

だがしかしもうわたしはアラサーなのだ。

周りに同い歳、年上のオタクが多いので忘れそうになるが、世間一般的には「アラサーでジャニオタとかやばい」というのが普通なのである。ちなみに私の幼馴染(同い年)には、既に幼稚園児の子ども(最高にかわいい)もいる。もう、我々はそういう年齢なのである。

 

しかしジャニオタは趣味であり癒し。自分で稼いだ金で、誰にも迷惑をかけていないのだから好きにさせろと思い、私は日々伊野尾くんのかわいさについてだけを考えて生きているが、そろそろ世間の目も気になるお年頃。

コンサート帰りに「あいつ絶対コンサート帰りのジャニオタだよww」などと思われることに非常に羞恥心を感じるのである。

 

一つだけ訂正をさせてもらうと、コンサートに行くことは何ら恥じることではないし、なんならバカにしているお前ら一度見てみろ!!と声を大にして言いたい。

しかし、大人になると色々複雑な気持ちを抱えながら生きているので、どうかご容赦頂きたい。多分1990年前後生まれの人ならわかってくれる。

これが大人になるということなのだと痛切に感じている。

 

 

ということで、無難&無難。無難が服を着て歩いている私だが、10代のころはひどかったと思う。

 

時代だから仕方ないといえばそこまでだが、私が18~20歳のころは毛虫のようなつけまつげと、コスプレイヤーかと思うようなカラコン、きったねぇ茶髪に盛り髪。これがヒエラルキーのトップだったのだ。

 

ちなみに、当時の私はギャル及びパリピが嫌いだった。嫌いというよりは苦手なのである。

 

理由は単純に私は根暗で引きこもりのオタクなので、週末はクラブ☆というノリが生理的に無理だからだ。クラブに行ったことが無いわけではないが、酒を飲んで「やばい」を連呼しながら揺れる以外にやることがなかったことだけは覚えている。

BBQだって好きじゃないし、音痴なのでカラオケも苦痛でしかない。ボーリングも腕力がなさ過ぎて笑いものになるだけだった。ジャンパのボーリングのいのおくんの気持ちが誰よりもわかる。

 

そもそも私はアルコールが嫌いなので、飲み会もただ金が飛ぶだけの苦痛な時間でしかない。飲み会1.5回で現場1回分を超えると思うと、ことさら腹が立つ。

 

だがしかし、後先考えず「もう勉強なんてしたくない」「勉強ができたところで将来何の役に立つんだ」と時代が時代ならきっと尾崎に影響をされたのかと心配をされるような理由で入った美容学校。見渡す限りギャルしかいなかった。

ちなみに、今も私は頭の出来は良くないほうだが、勉強はできたほうが良いに決まっているということだけは分かるようになった。

(学校にもよりますが、ギャル率が高いのは入学直後のみで、夏休みくらいからだんだん系統が変わっていくように感じました。非ギャルの皆さん、安心して美容学校へ進学してください。お金はかかるけど楽しい学校です)

 

普通が服を着て歩いているような私。地味ではないがギャルではない。そして中身はジャニオタでアニオタ。おっと困ったぞ?と思っている間に、社交性が服を着て歩いているようなギャルたちは、どんどんグループを作っていった。まずい、このままでは取り残される…。

 

そこで私は苦肉の策として、見た目だけギャルになることを決めたのである。

見た目だけギャルというより、もはやギャルのコスプレをしているオタクだった。しかしそこはアニオタ。コスプレに抵抗なんてない。むしろコスプレだと思うことで乗り切ることできた。(と思っている)

かろうじて学生の頃に友人が読んでいるeggをパラ見くらいはしていたものの、愛読書は「ユッキーナが出ている」という理由だけでPINKYだった私。その日、生まれて初めてnutsを買った。

 

肌の色が違いすぎてメイクが参考にならず震えた思い出がある。

 

こうして無事ギャルモドキと化した私だが、そうなると仲良くなる子は必然とギャルが増える。

ギャルが苦手と言いながらギャルと仲良くなるほかない現実を突きつけられるが、見た目に反してみんなとてもいい子たちだったため、今現在、私はそこまでギャルが嫌いではない。

 

少なくとも私なんかよりもずっと性格は良かったし、遊んでいてとても楽しかった。

なにより彼女たちは友情を第一優先する。男一瞬ダチ一生ということらしい。今の私はどちらも一瞬なのだが、とにかく当時は様々な面で助けられた。

 

ちなみに卒業を目前にダークブラウンのストレートロングにし、専門卒業と同時にギャルモドキも辞めた。肌も頭皮も私のお豆腐メンタルも限界だったのである。

 

そしてアラサーとなった現在はユニクロさえあれば生きていける」が口癖の、しがない化粧品を売ってる女になった。

しかし若いころに沁みついた習性というものはなかなか消えないもので、カラコンは相変わらず手放せないが、最近はもう現場があるとき以外はつけまつげもしていない。

そもそも眼瞼下垂の原因はギャルモドキになったこが大きな原因の一つなのだと、今これを書いていて思い出した。

 

haku26mai.hateblo.jp

 

とまあ保身の為にカクレネクラギャルモドキと化した2年間のせいで、当時の写真を現在の友人達に見せると高確率で「怖い」「当時のお前とは仲良くなれそうにない」と言われてしまうのだが、中身は今も昔も変わらず根暗のオタクなので、気にせずこれからも仲良くして頂きたい所存である。

 

余談だが伊野尾くんはすっぴんでもなぜあんなにもかわいいのか。大宇宙の神秘。