ごはんにのせたい

世界一かわいい自担をごはんにのせたい系おたく

伊野尾担が街コンに行った話。

こんにちは、ごはんです。

 常日頃「伊野尾くんかわいい。産み育てたい」と頭が悪い妄言ばかり吐き散らかして生きている私。

基本的に自担=付き合いたい理想の男性ではなく、自担=産みたい(ほどかわいいというのが私の思考回路。思考回路はショート寸前とはよく言ったものだが、私の場合は既に回路のどこかが焼け切れて断線しているに違いない。

 

そんな私ももうアラサー。しかしこのブログ、私がアラサーということしか書いていない。

ここまで来ると、意識高い系大学生が、「やべぇわ~俺今日1時間しか寝てねぇわ~」などとほざいているものに近いようにも見えるが、全く違うので悪しからず。

 

決定的な違いは、奴らは寝てない俺をステータスと感じているようだが、私は別にアラサーをステータスだと思っていない。むしろ、そんなステータスなど丁重にお断り申し上げたいし、戻れるものならわたしは18歳に戻りたい。

私は他人にアラサーと言われると腹が立つので、予防線として自らアラサーと言っているだけの、どこにでもいる女なのだ。

 

とまあ、そろそろ動かねばならんか…とわたしはついに重い腰を上げた。

理由としては、I/Oツアーがまさかの横アリ以外惨敗したため、夏の予定がなくなり、することもないしやるか、ということなのは親には秘密である。

 

とはいえまあまあコミュ症な私。一人で行くのはつらい。一人で行くくらいなら大嫌いな仕事をしている方がましだとすら感じる。

そこで「彼氏欲しい」が口癖の友人(亀梨担)に街コンへ行かないかと誘ったところ、LINEを送った瞬間に既読が付き、1分以内に「いつ行く?」と返信が来た。

ちなみに私は日曜と平日1日の休みなのだが、このLINEは平日昼間に送った。にも関わらず、である。

やはり彼氏という幻のような伝説級の代物を手にするには、それくらいの瞬発力とフットワークの軽さが必要なのだと改めて感じた。

 

前の記事でも書いたが私はアルコールが好きではない。というより飲み会が嫌いだ。

なので夜の街コンは酒池肉林と化すのではないか…という不安(と、過去に参加した街コンの安い酒で具合が悪くなったトラウマ)もあり、昼に開催されるという街コンに行くことにした。

 

しかしこれは大きな間違いで、ウェイウェイしている種族は昼夜構わず、そこに酒があれば呼吸をするかのように飲むということを私はすっかり忘れていたのである。

 

選んだ街コンはアラサー限定。

20代限定コンだとババアの部類に入るわたしも、アラサー縛りならまだ若い方の部類でいられるのでは?という点を考慮し、同じくアラサーの友人と吟味して選択した。

 

私がガッキーのように最高にかわいいアラサーなら、20代限定コンでも圧倒的勝利を手にできたかもしれないが、残念なことに私は良く言ったところで下の上のアラサー。

美容師免許持ちの私が持てる技術を最大限に駆使してフルメイクアップを施しても、中の下程度にしかならないのである。ならば少しでも若さを売りにするしかない。

 

 

当日、私は黒のリブニットのノースリーブにカーディガン、グレーのスカート、ハーフアップ。友人は無地のワンピという、やはり普通&普通の恰好だった。

花柄のワンピでも着るべきだろうかと前夜に友人と散々迷ったのだが、どうしても白ニットと花柄ワンピ=肉食女子の方程式が崩れない。あの手の奴らは確実に狩りに来ているので、凡人が正面からぶつかっても勝てやしないのだ。

 

受付を済ませて指定された席に着くと、やはり花柄ワンピ(アラサー)が大量にいた。やはりアラサー独身女の考えることは同じなのだと、生暖かい気持ちになったのを覚えている。

 

内容的には対して特筆することはなかった。要するに、夜の街コンも昼の街コンもすることは大差なかったのである。

 

友人と席を離されてしまい「詰んだ」と早々に諦めた私は、これは仕事だと自分に暗示をかけることにした。私は自他ともに認めるコミュ症だが仕事(金)だと思えば多少は愛想がよくなれるのである。(当社比)

ひたすら職自慢をする男性たちに「すごーい」「本当ですかー?」「行ってみたーい」などの心にもない常套句を繰り返し、あとはアルコールが飲めない分、比較的元が取れそうな生ハムを食べた。貧乏人育ちの私は生ハム=なんか高そう、と考えたのだ。

 

これが仕事ならお客さまの機嫌も良くなり、ばんばんお化粧品をお買上げくださり、私のボーナス(何年も支給されていない)に反映される可能性もあるが、何の実りにもならないのが悲しい。生まれて初めて食べた生ハムが想像よりもおいしくなかったことしか記憶にない。

 

最初のテーブルに五郎丸をだいぶ小柄にしたような男性がいたが、彼は一番人気らしくいろんなアラサー女性が積極的に話しかけていた。

アラサー女性陣の目があまりにも本気と書いてマジと読むなどと冗談が言えないレベルのガチさだったので、捕食者(ハンター)とはこういうものを言うのだと感心した。同時に、近寄ってはいけないと本能が訴えているのを感じた。

 

彼がモテた理由だが、顔は至って普通である。私がそんなことを言うのもおこがましいのだが、本当に普通だった。

 

特徴と言えば、おそらくウェイウェイしているタイプだと思う。私はウェイが苦手なので間違いない。

 

あとはウェイウェイしつつも他の参加者のドリンクの減りなど見つけては細かく声をかけ、まあまあ大きな会社に勤めていたことと、外見は一番さわやかだった。

結果アラサー女人気は抜群なようで、彼の隣に座った女は離れようとしないのだが、さりげなく移動をしていろんな女性と会話し、退屈そうな男性にもウェイウェイしつつもしっかり話題を振る。

 

こいつ、合コン慣れしてやがる…これだからウェイは嫌なんだ…と、自分自身も自らの意志で街コンという合コンに参加をしているという現在進行形の事実を棚に上げ、生ハムを頬張りながらウェイ男を眺めていた。

 

私も同じテーブルの時は何度か話を振られて会話をしたのだが、趣味がボルタリング、ダーツ、ドライブ、ダイビング、サーフィン、BBQと聞いて、心のシャッターが勢いよく下りた。

ごはんさんの趣味は?と聞かれ「音楽鑑賞(JUMP)と旅行(と言う名の遠征)です」とそれっぽいことを伝えてはみたが、私の趣味はいのおくんを見ることだけである。

深堀りされて好きな歌手を聞かれたら正直特筆して挙げるほど好きな歌手はいないので答えることが出来ず死んでいたに違いないが、なんとかそこまでは突っ込まれなかったので九死に一生を得た。ウェイ。

 

その後も何度かテーブルの移動などを済ませて連絡先を交換し、お開き…となった時、友人はいつの間にかちゃっかり穏やかそうな男性といい感じになっており、この後二人で2次会をする算段を立てていた。彼女もハンターの素質は十分だったようだ。

 

私は先に帰ろうかな、どうせならジャニショにでも寄るかな、と生ハムの過剰な塩気のせいでヒリヒリする舌をもごもごさせながら帰り支度をしていた時に事件は起こる。

 

「この後、お茶でもどうですか?」

 

 例のウェイである。

 

これが女性誌のドロドロしたマンガだと、私をこそこそ罵倒する声が方々から聞こえてくるのだが、そのような声は聞こえてこない代わりに何人かがこちらをじっと見ているのだけは感じる。コミュ症は他人の視線に敏感なのだ。

 

これが若いギャルなら「え~うちらもいきた~い!みんなでいこ~!」などといって複数人での2次会になるのだが、そもそもアラサー未婚者にそんなメンタルの強さはない。私に無いのだから周りにだってないだろう。アラサー女は大事なところで積極的になれないから、今こうしてこのような場(アラサー限定街コン)にいるのである。

正直、こいつが一番苦手な人種なのだ。この2時間ですっかり消耗しきった私には、ウェイと二人だけで話せるだけの話題と体力をあいにく持ち合わせていない。

いのおくんについてならオール明けであろうといくらでも話せる自信があるのだが、奴はウェイウェイ族である。伊野尾くんのことなんて、良くてめざましテレビの人、という認識程度であろう。

私はこのウェイ男よりも2回目の席替えで話をしたかよちん推しラブライバーの方が話が合う。

 

ここまで読んで「なんだよババアの自慢かよ」と思った方もいるかもしれない。

 

しかし困ったことに、全く嬉しくないし、私はどうやってこの状況を打破しようかという考えしかなった。何度も言うが私はウェイウェイしてる人種が嫌いだ。ウェイ族=リア充なので、もはや憎いといっても過言ではない。無条件でリア充が憎いのだ。

それよりも早く帰って歯を磨き、録画しておいたスクール革命が見たい。

 

対ウェイも仕事なら乗り越えられるが、そうでないと趣味趣向、住む世界が違いすぎて会話の仕方すらわからないのである。

文字で表現する手前、何度もウェイウェイと記載しているし、心の中でウェイと散々呼んではいるものの、実際の会話で「ウェイ」と言うわけにもいかない。何度も言うが、私はもういい歳をした大人なのだ。

 

しかし、スパッと断る勇気すらないのがコミュ症の悲しいところ。

「この後用事がある」という当たり障りのない理由を無駄に長ったらしくもごもごと答え、逃げるように会場を後にした。

 

ちなみに、後日談は特にない。

友人も2次会に行った男性とは特に何もなく、時々亀梨和也の画像が送られてくるので、私も持ちうる中で最高にかわいい伊野尾くんの画像を送り返している。